2018
10/05
ボランティア参加者の声
週に2・3回午前中、ルーチンワークのように同じ企業に引き取りに行きます。そのため、その企業に行く時は毎回、だいたい同じ時間帯に同じ道路を通ります。
そんな中で、少し気になることがあります。必ずいつもというわけではありませんが、道沿いの同じコンビニの同じ壁の前に、制服を着た中学生らしい子どもがいるのです。私がその場所を通るのは大抵午前10時半頃で、そんな時間に中学生がうろうろしていること自体が不自然で、「どうしたんだろう?」と思いながらその場をやり過ごします。気が付いてからすでに数か月が過ぎましたが、現在でも時々見かけます。「親は知っているのだろうか。」「学校・担任は分かっているのだろうか。」「いじめられているのではないか。」などなど、考え出すと気になって胸が苦しくなってきます。
ふーどばんくOSAKAが担う社会貢献の理念や活動内容を考えると直接的には関係のない出来事のようにも見えますが、学校社会を含む日常や生活の中から「ポツン」と切り離されたようにたたずむ子どもの姿に、その生活だけでなく子どもを取り巻く環境なども含めた社会全体の「貧困」を考えてしまいます。
ボランティアで参加させていただくことで目に見えて成果を実感することもありますが、そうでないこともたくさんあります。日々出来ることはほんの少しですが、多くの人・子どもたちとつながっていけるこの活動を大切にしていきたいと思う毎日です。