2018
12/06
ボランティア参加者の声
私がボランティアとして取り組む活動のメインは配送ですが、3~4件に1件は「引き取り」になります。この引き取りもまた契約に伴って行われるため、余程の理由がない限り用意されているものはすべて引き取ってきます。
現在、ふーどばんくOSAKAで扱っている唯一の「生もの」が野菜や果物になるのですが、実はこれがなかなか難しいのです。最近になってめっきり涼しくなり、引き取る野菜や果物も割と良い状態でお届けできるようになって来ましたが、暑い間は、配送時の取り扱いに注意が必要でした。またその種類や量は、引き取りに行ってみないと何がどれだけあるのかが分かりません。そのため引き取りがあるとそれを取りあえず車に積んで次の配送先へ行き、配達伝票とは別に「こんな野菜(や果物)を積んでいますが、どうですか。」と言って、その場の判断で引き取っていただくことになります。中にはこちらが引き取りに行った時にはすでに傷んでおり置いて帰ってくる場合もありますが、引き取らなければ廃棄される食品が増えることになります。ちょっと悪いところを取り除けば十分おいしく食べられるものが捨てられるのも忍びなく、結局はほとんどを引き取って来ます。ただ、その日のうちに配送できずに次の日に持ち越すとそれだけ、状態が悪くなります。廃棄される食品を減らすために持ち帰った野菜などでも、引き取った限りは必ず配送し切らなければなりません。そんな時に「よく熟れてて食べ頃やね。」などと言いながら受け取っていただけると本当に助かります。こうして配送先ですべて受け取っていただいて食べ物が廃棄されずに有効利用できたことが、地球環境にもプラスになり、うれしくなります。
これからますます強まる寒さは体に応えますが、逆に冷凍ものや生ものは気兼ねなく運べるようになるため、気持ち的には楽な時期になります。取り扱いが難しい野菜や果物ですが、結構ニーズも高いため、それに応えることができたらと思います。