2018
12/26
ボランティア参加者の声
12月22日、今年最後の「ふーどばんくデー」は、チョコレートなどのお菓子やジュース等の飲み物をクリスマスプレゼントに仕立てていろんな施設へ配送するという取り組みを行いました。そのためスタッフと食品の仕分けなどを担っているボランティアが、事前に施設の数だけ白い袋にお菓子を詰め込むなど、配送のための用意をしてくれていました。
配送当日は、小学校がすでに冬休みに入っていたこともあってか、親子連れでボランティアに来てくれた参加者が何組もありました。配送には、みんなで赤い三角帽をかぶって行きましたが、中には上から下まで赤いコスチュームでばっちり「サンタクロース」のボランティアもいるなど、配送する方も少し高いテンションで出発しました。
行ってみるとどの施設も、ここでクリスマスを迎える子どもたちを楽しませるようにとツリーやデコレーションなどが飾り付けてあったりと、クリスマスムードが演出されていました。到着すると、職員の方々が子どもたちに「サンタさんがプレゼントを持って来てくれた!」といった感じで私たちを上手く紹介してくれたため、子どもたちも大喜びで集まってきてくれました。
食品ロスの問題は、社会全体で取り組んでいかなければならない課題ですが、同時に貧困や格差の問題・社会保障や福祉の課題もまた社会全体で取り組むべき課題です。大人の都合で「サンタさんのプレゼント」が届かない子どもはどれだけいるのでしょうか。この日の配送で出会ったキラキラした表情の子どもたちの未来が希望に満ちたものになるように、大人としての責任を振り返る一日でもありました。
*出発前に説明する森本事務局長
*ボランに集まってくる子どもたち