食品の引き取りや配送には、たいてい１日で５件前後しか回れません。引き取りに多いのですが、行く先々で「〇時以降に」というところや「〇時までに」というところもあって、多くの件数をこなすことを困難にしています。事務局では、それを見越してか「今日はこれだけ」と回れる件数の伝票を用意してくれており、いつもこれに基づいて食品を積み込んで食品流通センターを飛び出していきます。それでも時々は、行先の都合や交通事情などがうまくかみ合ってスムーズに回れる日があります。そんな時は「(この近くの)もう１件分の伝票と食品を積んでくれば良かったなぁ。」と、少し残念に思います。

先日の台風20号や24号が来た翌日。台風の影響で、前日に予定よりも早く閉店した大手スーパーから販売しきれなかったパンが通常の３倍以上も出て、この日に担当したボランティアさんが急遽、事務局と連絡を取りながら予定外の事業所などを回ってパンを配り切ったということもありました。

すべての配送・引き取りのルートの順番などが決まっているわけではないので、ロスの出ることがあったり冷凍ものになると急いで手渡さなければならないなど、配送にも難しさを感じています。安全に食品をお届けできるようにと、工夫や配慮して毎日ルートを組んでくれているスタッフのみなさんには、頭が下がる思いです。